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スペシャル

キャストコメント

アフレコ後キャストコメント

写真:キャスト

●待望のアニメ化で各キャストが感じた手応えは?

――アフレコの感想とキャラを演じてみての印象をお聞かせください。

岡部倫太郎役・宮野真守さん:ゲーム、ドラマCDとオカリンを演じてきましたが物語の中での立ち位置がものすごく好きで。とてもシャイで人間関係もうまく立ち回れないところもありますが、物語が進むにつれて変化していくところが演じてて楽しいんです。最近はドラマCDで演じることが多くて、コミカルな面をいっぱい見せていますが、アニメの入口はとてもシリアスだし、物語も重厚な感じになっています。アニメならではの描き方がされていて、僕も今後の展開が楽しみです。

牧瀬紅莉栖役・今井麻美さん:紅莉栖は岡部と同い年ながら既に大学も卒業している天才脳科学者ですが、登場シーンがとにかく衝撃的!? この作品のキーアイテムとなる電話レンジ(仮)の完成にも大きく関わるキャラです。アニメの収録前は「どんな形で進むのかな?」と思ってましたが、収録が始まってスタッフの皆さんが1話1話丁寧に作ってくださっているのがアフレコをしてても伝わってくるし、収録自体も丁寧に進めてくださって。関わっている皆さんがこの作品が好きなんだと肌で感じられる映像に仕上がっていると思います。

椎名まゆり役・花澤香菜さん:まゆりちゃんはオカリンの幼なじみでラボメンの一員です。アニメではゲームとはテンポ感や尺が決まっているところが違って、ゲームの時と同じようにしゃべるとこぼれてしまうので、そこは気を付けました。でも性格的な部分は全然変わってません(笑)。動く映像を見た時、すごく絵がきれいだなと感動しました。

橋田至役・関智一さん:至君は一見、太ったパソコンオタクだけど実はスーパーハッカーで、岡部と一緒に未来ガジェットと呼んでいる発明もしてます。演じる時はあまり気持ち悪くなり過ぎないように気を付けてます(笑)。

フェイリス・ニャンニャン役・桃井はるこさん:フェイリスは秋葉原の猫耳メイド喫茶のナンバー1メイドであり、雷ネットアクセスバトラーズのチャンピオンです。私は子供の頃から秋葉原が好きで、登場キャラと同じ年齢の時に同じように秋葉原で遊んでいたので、こういう役をやるのは不思議な感じです。私の妄想を具現化した以上の魅力的な女の子で、アニメになった秋葉原の街でどんな活躍をするのか、楽しみです。と言ってもほとんどメイド喫茶にいると思うんですけど(笑)。動くフェイリスはとてもかわいいので楽しく演じさせていただいてます。

阿万音鈴羽役・田村ゆかりさん:鈴羽はひょっこり現れて、今のところはオカリン達がいる研究ラボの地下のブラウン管工房でバイトしてますが、実は大きな秘密があって……。ゲームをやっていない方にはネタバレになるので詳しくは言えませんが(笑)、本筋に関わっていくことになると思います。まだ収録は序盤ですがここまでは明るく元気な感じを心がけてます。話がシリアスになったらまた違った表情が見えてくると思います。

漆原るか役・小林ゆうさん:るかさんは秋葉原にある柳林神社の神主の子供で、色白で可憐で控えめでかわいらしくて。普段は巫女姿をしたり、女の子っぽい言動をしてますが実は男の娘です。凶真(岡部が名乗る“二つ名”)さんからは清心斬魔流の剣術の手ほどきを受けてます。ゲームやドラマCDで演じるのも楽しかったんですけど、アニメでは皆さんと掛け合いのシーンを、同じスタジオで録らせていただけるのが嬉しいです。

●女性キャストからの1番人気は意外なあのキャラ!?

――自分が演じるキャラ以外にお気に入りキャラはいますか?

宮野さん:まゆりですね。とってもかわいいなと思います。癒されます。

花澤さん:ありがとうございます。私はダル君(橋田)なんですけど(笑)。おもしろいところが好きです。

今井さん:私はオカリンが好きです! 毎週、オカリンがどんな風に弾けるのかが楽しみで。想像の上を行く、宮野さんの演技もすごくおもしろいので、アニメが始まったら、どのテイク(言い方)が採用されたのかを確認したいです(笑)。

関さん:僕は、るか……を演じる小林ゆうさんがおもしろいです。毎回、目からうろこで、密かにファンなんです(笑)。

小林さん:ありがとうございます! 光栄です!!

桃井さん:中の人なのに(笑)。私はダルニャンが好きです。フェイリスのことをすごく好きでいてくれるし、ネット用語をこんなに堂々と口に出してしゃべるキャラはアニメ史上いなかったと思うので(笑)。関さんがネット用語を自然に話してくださるのがとてもおもしろくて。

関さん:実は全然知らないんですけど……。

桃井さん:そうですよね。難しいですよね。異世界の言語ですから(笑)。でも、それがTVで堂々と流れるのはすごくおもしろいと思います。

田村さん:本当はダルさんが好きなんですけど、理由を言うとネタバレになってしまうので、しょうがないからオカリンで。
厨二病の弾けた感じもいいけど、時折見せる優しげなところとかが素敵だと思います。

小林さん:るかさんは、凶真さんが好きで、私も同じような気持ちで演じさせていただいてますが、どうしてもダルさんを……。

今井さん:すごい人気だ!

関さん:(笑)。

小林さん:収録中もダルさんの出番になると、「来たっ!」って嬉しくなっちゃって。こんなに楽しませていただいて、とても幸せなのでるかちゃんと掛け合いが増えるといいなと思います。

今井さん:両想い!

桃井さん:ラブラブだ!

田村さん:でも、ダルはるかちゃんとはラブラブにはならないと思うけどね(笑)。
(一同爆笑)

●未来ガジェットでタイムリープできるとしたら何をする?

――この作品はタイムリープがテーマになっていますが、もし時間をさかのぼれるとしたら何をしたいですか?

宮野さん:高校時代をもう一度やれたらいいですね。学生時代の中で一番楽しかったので、もう1回やりたいです。

今井さん:2011年1月15日に戻りたい!私はフィギュアスケートのファンなんですけど、東京で行われる、世界フィギュアスケート選手権のチケットの抽選予約の結果が出た日なんです。全部当選したら80万円以上になるのも覚悟したくらい応募したのに結局、全滅。過去に戻れたらもっと一生懸命予約します!

花澤さん:大学生活を永遠にループさせたいです。今春、卒業するんですけど、まだぬるま湯みたいな生活からの脱皮の踏ん切りがついてなくて。

今井さん:留年したらいいんじゃない?

花澤さん:案外、それもいいですね。でもちゃんと卒業はしますよ(笑)。

関さん:20歳くらいに戻って、違う職業に就いてみたいです。職人っぽいのがいいな。船大工とか。

田村さん:小学校の頃に戻って、飼っていた鳥にちゃんとエサをあげたい。もちろん死んでないですよ! でも鳥のエサって一見食べる前か、食べた後のカラが残っているのか、わからないんですよね。ある日、エサをあげようと思ったら、鳥かごからよろよろはい出て、近所のおうちに逃げ出したみたいで。無事に保護されたけど、幼な心に「うちで飼うより他の人に飼われたほうが幸せになるかも」と思って。もしあの時代に戻ったら、ちゃんとエサをあげます(笑)。

小林さん:大好きだったおばあちゃんが元気だった頃に戻って、一緒に遊んだり、お話したいです。

桃井さん:この作品にも登場しますが、2000年に、2036年の未来からやってきた自称・ジョン・タイターという人物の書き込みが話題になったんですけど、あの時代に戻ってマジレスしに行く。「いや、そうじゃないから」とか教えて私が神になる(笑)。あと秋葉原の街並も随分変わって、この作品でUPXという名前で登場するビルも昔は広場で。そこで私、路上ライブをしてたんですよね。『シュタインズ・ゲート』の中の秋葉原でさえ、今と違ってるし、変わる前のあの頃の写真やビデオをもっと撮っておけばよかったなって思います。

●台本の次のページをめくるのが楽しみになるほど、のめり込める作品

――ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

宮野さん:登場キャラがすごく個性的で、キャラを見てるだけでも楽しい作品ですが、物語も深くて。ゲームでやらせていただいた時からのめり込んで台本を読んだほどです。その作品がアニメになると聞いた時にはすごく嬉しかったですし、TVシリーズの中で凝縮して、どう展開していくのか、僕自身も楽しみです。ゲームからのファンの方には期待してほしいし、これから『シュタインズ・ゲート』に触れる方は、最初はキャラとかから入ってもらって、回が進むごとに物語にハマっていってほしいです。

今井さん:ゲームが発売されてから約1年半になりますが、発売直後の皆さんからの反響の大きさにすごく驚いたことをつい最近のように思い出します。アニメも放送がスタートして、皆さんが見始めたら絶対に友達同士で話したくなるような、おもしろい作品になっていると思います。テンポがよくて30分あっという間に過ぎてしまうので、1話1話見逃さずにチェックしていただきたいですし、ゲーム同様にアニメも皆さんの力で広めていただきたいです。

花澤さん:ゲームをプレーされた方は楽しみにしてくださっていると思いますが、ゲームのキャラクターデザインのhukeさんのタッチなど、いい感じに再現されてます。ひと目見た瞬間に「あっ! 『シュタインズ・ゲートだ』」とスムーズに雰囲気に入れます。初めましての方も楽しめる作品になっていますのでぜひ見てほしいです。

関さん:僕はこの世界観に完璧に取り残されてる感じだったんですが、この作品をやらなければ知らなかったことがたくさんあって、今の若者達の文化の一端を垣間見られた気がしました。若者との話題に悩む、僕と同じアラフォー世代の方や、最近、娘や息子との関係が冷え切っているお父さん、お母さんにとっても現状を打開できる作品になると思います。老若男女・性別問わず、お楽しみください。

桃井さん:最初のアフレコの時、フェイリスはシリアスなムードを変える、雰囲気を変える役割のキャラなのかなと思って、監督に「にぎやかし的な感じですよね?」と聞いたんです。そうしたら「そんなことないです! この作品は全員が主人公だと思って演じてください」と言われて。だから私もフェイリスが出ているシーンは主人公だと思って演じてます。初めて触れる方もゲームからのファンの方もトリコにする濃密な作品だと思いますので、たくさんの方に見ていただき、たくさん感想の声を聞きたいです。

田村さん:私も宮野さんと同じように、ゲームの収録の時に台本のページをめくるのが楽しみなくらいのめり込んでしまって。すごく練って書かれたストーリーに、ページをめくるたびに鳥肌が立つくらいおもしろいなと思いました。今回、どういうシナリオでアニメになっているのか、全貌はまだわかりませんが、ワクワクしてます。あとこの作品は“想定科学アドベンチャー”というジャンルで呼ばれてますが、私、とんでも科学が大好きなので、そういう面でも興味津々で(笑)。とにかく、おもしろい作品なので見てください。

小林さん:Xbox 360、Windows版などゲームから応援してくださった皆さん、ありがとうございます! そしてアニメ化おめでとうございます!
(小林さんが拍手すると一同で拍手)
この作品は秋葉原の実在する場所が舞台になっているので、よろしかったら、それぞれのシーンの場所を訪れて、キャラ達の会話などイメージするとより楽しくなると思います。そしてキャラと同じ衣装を着て、『シュタインズ・ゲート』の世界の住人になってみてください。身近に感じていただきつつ、キャラの個性や緻密な物語、SF的な設定などを、アニメという映像手段で堪能して、私もファンの皆さんと一緒に楽しんでいきたいです。


桐生萌郁を演じる、後藤沙緒里さんからもコメントを頂きました!

Q1. アフレコの感想とキャラを演じてみての印象をお聞かせください。

桐生萌郁は、人と会話することが苦手で、無口。 けれど、携帯メールでのやりとりになると、いまどきの女の子のように明るく、饒舌になります。人よんでシャイニングフィンガー。

ゲームの時との若干の差を、感じとっていただけると良いな‥なんて思っています。

Q2. 自分が演じるキャラ以外にお気に入りキャラはいますか?

岡部くんと橋田さんのやり取りが、とにかくおもしろくて大好きです。
お気に入りを言ってしまうと、やっぱり岡部くんかな‥

Q3. この作品はタイムリープがテーマになっていますが、もし時間をさかのぼれるとしたら何をしたいですか?

なにもしない。
たとえば悲しかった出来事も、いまの自分や自分を取り巻く環境を形成してくれた、大切な要素だったんだと思うから。なにも出来ない、と思います。

Q4. ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

わたし自身、わくわくしています。みなさまはどんな感想を持ってくれるだろう‥?
どうか、楽しみに待っていてください。